少し前に「マンプロ」についての記事を書いた。結局加入したわけだが、その加入記念品として、マンプロを運営している設計会社の社長さんが書いた本が送られてきた。「マンション管理組合理事になったら読む本」というのが、本の題名である。
通勤の行き帰りの中で全部読んだ。区分所有法から始まって「理事会とは何?」、「マンションの価値を考える」、「知事を楽しむための秘訣」なんてことを説き起こしているのが珍しい。あとは設計事務所らしく「理事として押さえておきたい大規模修繕の知識」について相当の枚数を割いている。
私にとっては知っていることがほとんど。知識の整理という意味もあるので最後まで読んでみたが、申し訳ないが、私にはあまり役に立たない。著者が、設計会社の社長ということもあって、大規模修繕に関わる部分がやたら詳しいが、「管理組合理事になったら」と「大規模修繕」のつながりに必然性がない。本業をアピールしたいのはわかるが、12年に1回しか回ってこない大規模修繕について、大規模修繕時以外の理事が知っておくべきこととは思えないけどねえ。
理事になった人が読むべきは最初の方「理事会とは何?」、「マンションの価値を考える」と最後の「先輩理事長に学ぶ」というところだが、後者もインタビューの主題が今ひとつ不明確なので、ピンぼけだな。管理室に置いておいて、希望者に貸し出そう。アマゾンへのリンク↓
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