大規模修繕の監理を頼んだ設計事務所が「『マンプロ』(マンションのプロという意味らしい http://www.manpro.jp)というマンションの理事会運営に役立つサイトを立ち上げたので、ぜひ会員登録して欲しい」と言ってきた。
この種の理事会お助けサイトがこの頃はやりのようで、あちこちで目につく。その運営主体は、管理会社、建設会社、業界団体、マンション管理士などが多く、設計監理会社というのは珍しい。2000年以降に建設されたタワーマンションが1回目の大規模修繕を迎える時期になってきているので、その設計監理を受注するための宣伝ということであろう。もちろん、うちのような既存のお客さんとのつながりもキープしておいて、スポットの設計等を受注しながら次の大規模修繕につなげていこうという魂胆もあるだろう。
理事会のサポートだけでなく、防災やイベント用品の販売も手がけており、理事会がメンバーであるマンションの住民は割引価格で物品の購入ができるという触れ込みだ。ページを見ると、夏祭りのヨーヨー釣りセット、祭り用法被などを扱っているので、この種の物資の調達ノウハウがない管理組合は便利かもしれない。
理事会の運営に関しては、マンション管理士、弁護士、会計士等に相談できるという触れ込みだけど、うちは理事長がRJC48のメンバーであり、いざとなるとそっちに相談するほうが実務に根ざした解決方法が得られるだろうという判断もあり、「マンプロに加入するメリットはあまりないよねえ」と考えて、申し込みはほったらかしていた。
ところが、付き合いのある営業さんが「ぜひ、参加して下さい。申込書はこっちで書きます。判子だけいただければ・・・」と熱心に参加を慫慂するので、「わかった」と折れてしまった。早速申込書が届けられて、判子を押して出したところである。早速「マンション管理組合の理事になったら読む本」という本が送られてきた。これはマンプロ加盟特典として頂いたものである。読後感は別のエントリーとしてそのうちアップするつもり。
早速セミナーを8月22日(土)に実施するらしくて、「参加して下さい」と誘われるが、午前中理事会、午後は夏祭りの前週準備。欠席するわけには行かないから、丁寧にお断りしておいた。今後、どういう付き合いになるのかわからないが、チャネルを広げておくことはいいことなので、是々非々で行くしかないなあ。