湾岸地域の500戸を超えるマンションの管理組合法人理事長。16年間理事長をしていたが、膵臓癌発症して2019年に引退。復帰はないと思っていたが、諸般の事情から2023年に復活。これまで、管理組合のガバナンス構築・制度設計・規約改訂・長期修繕計画・積立金適正化・大規模修繕等、一通りのことは経験してきました。RJC48評議会議員。マンション管理のコンサル引き受けます。
一マンションの管理の適正化の基本的方針
「3 マンションにおけるコミュニティ形成は、日常的なトラブルの防止や防災減災、防犯などの観点から重要なものであり、管理組合は、マンションの管理の目的を達成するため、良好なコミュニティの形成に積極的に取り組むことが望ましい。」
本項が追加。さらに、
二マンションの管理の適正化の推進のために管理組合が留意すべき基本的事項の
7 良好なコミュニティの形成
「マンションにおけるコミュニティ形成は、日常的なトラブルの防止や防災減災、防犯などの観点から重要なものであり、管理組合は、マンションの管理の目的を達成するため、良好なコミュニティの形成に積極的に取り組むことが望ましい。その際、自治会、町内会等(以下「自治会」という。)との関係については、これらの団体には各居住者が各自の判断で加入するものであることに留意するとともに、特に管理費の使途については、マンションの管理と自治会活動の範囲・相互関係を整理し、管理費と自治会費の徴収、支出を分けて適切に運用することが必要である。
なお、このように適切な峻別が行われるのであれば、管理費と自治会費の徴収を一括して処理することや、マンションの管理業務と自治会活動を連携して行うことも差し支えない。」
/*総論では、「マンションの管理の目的を達成するため、良好なコミュニティの形成に積極的に取り組むことが望ましい。」として、必ずしもマンション管理組合が自治会的活動をすることを否定しているわけではなく、むしろ積極的に推進することを奨励している。
ところが、あとで述べるように、「マンション標準管理規約(単棟型)及び同コメントの改正案」においては、これと真逆のコメントを採用していることは多くの論者が指摘しているとおりであり、同じ国交省がとりまとめたとは信じがたい。
1. 終わるんかな