湾岸地域の500戸を超えるマンションの管理組合法人理事長。16年間理事長をしていたが、膵臓癌発症して2019年に引退。復帰はないと思っていたが、諸般の事情から2023年に復活。これまで、管理組合のガバナンス構築・制度設計・規約改訂・長期修繕計画・積立金適正化・大規模修繕等、一通りのことは経験してきました。RJC48評議会議員。マンション管理のコンサル引き受けます。
勉強会の前半は、ERT訓練。助ける側と助けられる側に分かれて、実体験。その後入れ替わりということで、両方の気持ちを味わうというもの。参加したかったが、何時に到着できるかわからなかった(少なくとも開始時刻は無理)ので、見学ということにしてしまった。
私が参加したときには、すでにオリエンテーションが終わって、毛布を使った負傷者の搬送の体験中。毛布を広げて中に負傷者を乗せ、周りの毛布をまるめることによって強度を増し、それを6人で搬送するという訓練。なるほどねえ。毛布ならどこにでもあるし、人間一人が横たわれるようにできているわな。毛布に重たい荷物を乗せて引っ張るというのは、ピアノの移動などで知っていたが、簡易担架になるとは目からうろこだわなあ。
その後は、救助の演習を見学するが、いざというときには冷静になれないというのがよくわかった。「常にバディーと一緒に行動」、「無線機はこういう風に活用」、「情報のトリアージ」など、事前に教えてもらったことをその場で実行できない。訓練後の講評では「今日は失敗するための訓練です。経験してみて足らないところを認識して、そこから向上していけばいいのです」という優しい言葉が。
その後、リーダーが一人一人に感想を聞いて、コメントを出していた。これが実戦的で役に立つ物だった。少しまとめておく。このコメントをリアルタイムでツイッターに発信したが、コメントどころか「いいね」も全く付かなかった。防災のつぶやきなんてツイッターランドでは興味対象外なんだねえ。