インタラクティブ・セッションは事前に出したレポートを中心に報告。それについてコーディネーターがコメントするという形式で進行。
第1部は金融商品の購入の決断を通して,管理組合の経営とはなにかの議論。何人かが指名されて自分の意見を発表。それについてコーディネータが論評という進行。はじめは皆さん,他の人の発表に質問意見を言えずにいたようだが,そのうち積極的に発言が続くようになった。
第一部の最後に私に振られて「長期政権での苦労」というか,「住民にわかってくれない」ということに対する解決策をしゃべらされた。急なことだったから,まとまりに欠けてしまったな。「第三者から見られている」ことを前提にに情報公開するのが良いのだろうな。いまは全然できていないけど。
第2部は,「賃借人は管理会社に直接仕事のクレームをつけられるかどうか」を題材とした意見表明。管理組合は誰を見て仕事をするのかというテーマである。第1部で発言しなかった人を指名して意見を求めるのだが,36人も参加者がいると,一人が一言だけしゃべっても時間がかかりすぎる。しかもコメントをしゃべりたがる人がいるので余計に時間がかかり,ディスカッションという感じではない。
知見がある人が二手に分かれてディベートした方がわかりやすいんじゃないかと思うが,運営側の好みもあるしねえ。まあ,私は運営側ではないからなあ。しかしこういう形式での勉強会は初めての人が多くて,好評だった。今までの勉強会が如何に一方的であるかと言うことだろう。ロースクールでのケースメソッドであるが,日本で普及するには時間がかかりそうだ。