5. そこで、工夫して
1)現規約側には削除する箇所だけを、
2)改訂案の方には削除部分は削除し追加・改訂した
状態で一覧表にすると、Fig. 4の用になる。実は、うちのマンションの新旧比較表はこの方式が長かった。これは、見やすくかつ改訂案のところが新たな条文になるので、そこだけ読んでいけばいいという利点がある。
Fig. 4
欠点もある。作るのが面倒だ。作り方としては、
1)ワープロソフトの変更履歴を示したまま、現規約・改訂案両方のカラムにコピーする。
2)削除部分を一括して削除できるマクロはあるので、改訂案を得るには楽だ。
ところが、下線部分を一括して削除できるマクロがいくら探しても見つからない。
削除部分を一括して削除できるマクロで、削除部分の代わりに下線部分を指定すればできると思って、改造してみたが下線部分だけではなく、セル全体が消えてしまう。いろいろ探したが、見つからなかった。
となると、少なくとも下線部分は手作業で削除せざるを得ない。10行くらいならともかく、A4で200ページに渡るような作業の時は、面倒。実際、2019.06の民法改正対応のための管理規約細則の改訂作業の時に、管理会社のフロントに作業させたが、全然できなくて(それも不思議だが)、結局自分がやる羽目になった。しんどかった。
では、作る側にとって最善の方法はあるのか? 考え出したのが、次の方法である。
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