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ミッキーのマンション管理よもやま話

湾岸地域の500戸を超えるマンションの管理組合法人理事長。16年間理事長をしていたが、膵臓癌発症して2019年に引退。復帰はないと思っていたが、諸般の事情から2023年に復活。これまで、管理組合のガバナンス構築・制度設計・規約改訂・長期修繕計画・積立金適正化・大規模修繕等、一通りのことは経験してきました。RJC48評議会議員。マンション管理のコンサル引き受けます。

2018.03.04_Sun:組織再編各論-2/8 議案説明

上記内容はいわば、判決の「主文」であって、「判決理由」がわからないと、どうしてこの結論になるのかわからない。その部分をわかりやすく書いてあるのが、「議案説明」の部分である。以下、順番に紹介する。
1 問題の所在と背景:説明としては、まずは、現状認識から説き起こすのが普通だ。
(1) 理事職務優先順位の歪み
 うちのマンションでは,夏祭り・クリスマスイベントなどの住民同士や近所の公民館主催の子供向けフェスティバルなどの近隣との親睦を深める行事(以下,総称して「コミュニティ行事」という)が多い。コミュニティ行事の都度,協力してくれるボランティアを募っていて,結構な人数のスタッフ要員が集まる。例えば、夏祭りだと、運営側のスタッフは130人以上になる。しかし、リーダーとして仕切る人が少なく,結局自治会役員(=理事)が対応せざるを得ない状況が続いている。他の行事でも似たりよったりである。

これによって,理事はコミュニティ行事に時間を取られ,本来業務である共用部の管理運営、財産管理がおろそかになる傾向がある。普通の人は「管理規約改訂の検討」よりも「祭りのステージの出し物」を考えている方が楽しいからね。

 (2) 今後の課題への対応
マンションは築後16年が経過し,建物・設備の老朽化,住民の高齢化が進んでいる。また,民泊に代表されるように社会情勢の変化も激しく,これらの課題に適切に対処しないと,スラム化する恐れなしとはしない。自分が住んでいる環境が悪化していくのは耐えられない。このため,理事がマンションの課題解決に専念できる体制が必要となる。


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