キッズクラブの予算としては、備品等に当てる予算がクラブから出ていて100千円/年、部屋の使用料が自治会から出ていて、こっちは変動あるものの200千円/年くらいかな。合わせて、300千円/年だから、1戸当たりにすると、50円/月という感じ。このくらいなら、育児に協力しても大丈夫という水準だろう。もちろん、高齢者世帯や子供を持っていない世帯からの反発もあるのだが、高齢者には「ゴールド」というクラブもあるし、子供を持っていない世帯もコミュニティ形成のためのコストだとして納得してもらうしかない。
規約面から見ると、クラブの会員資格は「区分所有者」。占有者(賃借人)は、「区分所有者にかわり、会員に準ずる」というなんだかよく解らない規程。会費の支払い義務は、区分所有者としているので、管理組合に準じるという解釈。一方で自治会は「住民」が会員だから、占有者もちゃんと会員資格がある。
キッズルームを利用するのは区分所有者に限られず、賃借人もありうるので、規約面からも費用負担は自治会の方が良いかなというのが、会計を移した判断の裏にある。「備品はクラブ会計で、利用料は自治会会計というのは、一貫性に欠けるねえ」という批判はあるだろうけど、そこは誰も指摘しない(苦笑)。