マンション管理組合法人化のデメリットと言われるのは、「登記の手間暇が必要となる」というのが上げられることが多い。
(1)法人登記事務の手間と経費の増加
管理組合法人となることによって、法人の登記事項に変更が生じる(主に理事長のような代表理事が変更する)度ごとに登記手続きをしなければならないで、登記事務の手間と経費が増えることになる。
なお、理事長に変更が無くても(再任しても)、任期満了により改めて役員の変更登記手続きは必要になるので、司法書士に依頼する場合、2年ごとに数万円の出費を想定する必要がある。
無論、理事が登記手続きを行えば、司法書士費用はなくなるが、そこまで出来る理事はいないであろう。ミッキーは仕事柄、やれなくはないが、
無料持ち出しでやるほど暇ではない。プロを雇うのが、合理的である。
それに、500戸以上の大きなマンションであれば、年間予算は1億円を超える。その予算の中での
数万の支出を「デメリット」というのは、いかがなものかなあ。