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ミッキーのマンション管理よもやま話

湾岸地域の500戸を超えるマンションの管理組合法人理事長。16年間理事長をしていたが、膵臓癌発症して2019年に引退。復帰はないと思っていたが、諸般の事情から2023年に復活。これまで、管理組合のガバナンス構築・制度設計・規約改訂・長期修繕計画・積立金適正化・大規模修繕等、一通りのことは経験してきました。RJC48評議会議員。マンション管理のコンサル引き受けます。

3/9 組織運営の安定化と役員・住民の意識向上

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3/9 組織運営の安定化と役員・住民の意識向上


  
(2)組織運営の安定化と役員・住民の意識向上というメリット?
 
法人化のメリットとして、法人化により、
1) 組織としての永続性・安定性を確保できる、
2) 区分所有者の所属意識が向上したり役員としての自覚・責任感が増す,
3) 組合活動の活性化に繋げられる
などと書いてある弁護士やマンション管理士のブログが散見される。この意見に対しては、ミッキーは全く別の意見を有している。
 
1) 確かに法人化すると組織としては形があるものになるのは事実だが、組織を運営するのは人間、マンションの場合は区分所有者の代表である。組織運営に長けた人が出てこないと、いくら入れ物を作っても、「仏作って魂入れず」になりかねないのは容易に想像つくところであろう。
 
また、そもそも理事に就任する区分所有者が出てこない場合は、「組織としての永続性・安定性」などと言っても画餅に過ぎない。いかにして理事になってくれる区分所有者を確保するかという問題は、法人化と全く関係ない。
 
2) 区分所有者の意識向上については、噴飯もの。区分所有者にとっては、法人格のない社団であろうが、管理組合法人であろうが、関係ないのである。まして、ミッキーのところにように、「複数年努めてくれる理事の確保」の手段として、法人化を選択するところでは、意識向上は望むべきもないのである。これは現場を知らない弁護士・マンション管理士が頭の中で考えた議論としか思えない。
 
3) 組合活動の活性化も、2) と同じであり机上の空論である。活性化には、別の手段、例えば祭りの実施とかが有効であり、管理組合法人化は切り札とはなりえないと断じておく。
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