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ミッキーのマンション管理よもやま話

湾岸地域の500戸を超えるマンションの管理組合法人理事長。16年間理事長をしていたが、膵臓癌発症して2019年に引退。復帰はないと思っていたが、諸般の事情から2023年に復活。これまで、管理組合のガバナンス構築・制度設計・規約改訂・長期修繕計画・積立金適正化・大規模修繕等、一通りのことは経験してきました。RJC48評議会議員。マンション管理のコンサル引き受けます。

2020.06.09_Tue:理事長の申し送り

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1. 近況うかがいします

残猛暑お見舞い申し上げます。

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2020.06.09_Tue:理事長の申し送り

今は在宅勤務で仕事量が極端に少ない。本業は引退間近と言うこともあって、後輩への申し送り書を書いている。自分がやり残したことを中心に書くのだが、最近は疑問を持つようになった。
 
というのも、申し送り書に書くべき内容としては、問題点の見つけ方だけで良いんじゃないかと、最近達観してきたからだ。魚をくれるよりも、魚の捕り方を教えてくれる方が後々まで役に立つのと同じである。でも、上司はそこがわからないみたいで、「今ある問題点と解決方法を申し送っておけ」という。アホである。
 
管理組合の運営を引き継ぐというのも、これと同じである。特に理事長は全体に目配りが必要だ。管理組合が潜在的に抱えている問題を発見して、その解決方法を探って行くには、一定の知識経験が必要だ。それ以上に必要なのは「マンションの将来像を描く才能」だ。くどくどと説明を要しないであろう。
 
ところで、問題点の発見方法を文章にするのは、結構難しい。最後は個人の皮膚感覚が決め手になる。「経験の差」といってもいいが少し違う。これは個人の身についたノウハウであり、「余人をもって代えがたい」というのは、何処の世界でもある。個人の持つ一番深い暗黙知を他人に伝えるのは無理なんだろう。
 
AIの発達で、可能性をしらみつぶしに選択肢を調べるというのも有効だが、そこから先の決断は人間の仕事だ。最善手が必ずしも有効だとは限らない。
 
将棋の大山15世名人はわざと次善手を指して相手を混乱させたという。最善手は相手も読んでいるが、次善手はそうでもないことがある。ここらの感覚は勝負師であるが、マンション管理も同じような発想が求められる。住民・管理会社・コントラクターが予想していない手段で主導権を握る。そうすることで成し遂げられる改革もある。自分が何処までできていたかを振り返ると、忸怩たる物がある・・・・・・。


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残猛暑お見舞い申し上げます。

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