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ミッキーのマンション管理よもやま話

湾岸地域の500戸を超えるマンションの管理組合法人理事長。16年間理事長をしていたが、膵臓癌発症して2019年に引退。復帰はないと思っていたが、諸般の事情から2023年に復活。これまで、管理組合のガバナンス構築・制度設計・規約改訂・長期修繕計画・積立金適正化・大規模修繕等、一通りのことは経験してきました。RJC48評議会議員。マンション管理のコンサル引き受けます。

2020.01.13_Mon:規約改訂比較表の作り方 3/4

4. やはり新旧対照表を用いる方法では、訂正前の条文と訂正後の条文を比較して、どこをどう訂正したのか、わかりやすく表記するのが良い。
 
作り方についてのある自治体のガイドラインを引用してみよう。
1) 追加:文中に文言を追加した時は、追加した文言に下線を引き、備考欄に(追加)と記載する
2) 変更:文中に文言を変更した時は、新条文と旧条文の変更した文言両方に下線を引き、備考欄に(変更)と記載する
3) 削除:文中に文言を削除した時は、新条文と旧条文の削除した部分に(削除)と記載し下線を引く。また、備考欄に(削除)と記載する。
4) 新設:文中に新規で一文を追加した時は、追加した一文全体に下線を引き、備考欄に(新設)と記載する。
5) 省略:文中の文言に変更がない場合は新条文、旧条文、備考欄それぞれに(略)と記載する。
 
この書き方のサンプルを探してみると、Fig.3が見つかった。行政のサイトではないが、上記ガイドラインを忠実に再現した表と言って良い。(ただし、新旧記載欄が逆。個人的には旧を左側に、新を右側に持ってきた方が、読み手の視線が左から右に動いて楽だ。右から左に視線を動かすように要求する横書き文書の作り方は、不合理だと思える)
 
Fig. 3
 
 
この形式の問題点としては、以下を指摘しておく。
1)変更前と変更後の改訂場所に両方とも同じ下線を引くだけで、それが削除なのか、追加なのかは備考欄を見なければわからない。
2)「備考欄」記入が面倒。しかも、どういう改訂かを分類しなければならない。
3)前記1)のために、視線が左右に行き来するので、読む側としては混乱する。
4)作る側としても、ワープロの変更履歴の仕様を変更しなければならない。
 
さらに、備考欄に「追加、変更、削除、新設、省略」などを書いてもうるさいだけで、ちゃんとした表になっていれば、一目瞭然だと思う。どうも行政というのは、「帯に短し、襷に長し」としか思えないような基準が多すぎる。
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