湾岸地域の500戸を超えるマンションの管理組合法人理事長。16年間理事長をしていたが、膵臓癌発症して2019年に引退。復帰はないと思っていたが、諸般の事情から2023年に復活。これまで、管理組合のガバナンス構築・制度設計・規約改訂・長期修繕計画・積立金適正化・大規模修繕等、一通りのことは経験してきました。RJC48評議会議員。マンション管理のコンサル引き受けます。
来期の理事長候補の話が続いているが、もう少し続く。理事長が決まらなきゃ、理事会の体制そのものが決まらないからだ。今回は少し視点をずらして、来期の体制とそれが決まるまでの問題点について、紹介していく。
来期の体制について、理事長代行から「報告事項」として理事会に上程。今回は、2年以降経験のある理事が2名ともに辞める。現制度(2年任期で半数改選)からすると、取り立てて騒ぐ内容ではないが、なにせ初めてのことであるから、石橋を叩くのだ。
理事長代行が理事会で報告しやすいようにと、論点を整理した話は書いたが、今回は理事相手であるので、6月の定期総会の議案割り振りも視野に入れて見た。以下、メモである。
1. ミッキー/W理事長代行共に今期で理事引退
・ミッキー:病気治療を優先
2. 来期の理事会体制
・2年目で残る人:4名
・輪番制で入ってくる人を加えて互選で体制を決める
・理事募集を前倒しにする(役職決定、引き継ぎ等で時間を要すると予想)
#理事長は2年目の人が務めるのが望ましい
3. 6月の定期総会の議案と担当決め(議案起草・総会での説明)
・今期役員が決めるもの:今期決算・修繕積立金への剰余金振り替え
・来期役員が決めるもの:予算、理事候補、
・目玉の議案:民法改正対応(規約・細則の改定)、駐輪場細則の一部改訂、修繕対応
・定時総会議長:ミッキーが務める
説明を要しないものばかりだと思う。従来であれば、私が翌期も理事長を務めるという前提で、議案などを決めていた。今回は引退なので、置き土産代わりに民法改正対応を検討及び議案の起草は引き受けた。その他については、新しい人が起草した方がいい。実行は来期になるので、自分が作った議案を自分で実行する方がやる気が出るというものだ。
総会の議長は、管理規約で「理事長が務める」となっている。いくら実質的機能を代行に譲っているとはいえ、形式上は理事長である私がやらざるを得ない。最後のおつとめをしっかりやるしかないが、議案の説明と質疑応答の回答はそれぞれに担当理事に割り振って、私は議長に徹するしかないなあ。