湾岸地域の500戸を超えるマンションの管理組合法人理事長。16年間理事長をしていたが、膵臓癌発症して2019年に引退。復帰はないと思っていたが、諸般の事情から2023年に復活。これまで、管理組合のガバナンス構築・制度設計・規約改訂・長期修繕計画・積立金適正化・大規模修繕等、一通りのことは経験してきました。RJC48評議会議員。マンション管理のコンサル引き受けます。
前回からの継続案件の貸し自転車の料金値上げについての議論の紹介である。今までは、貸し自転車単独の収支で議論していたが、私から「駐輪場全体で考えるべき。もともと、貸し自転車制度は、使用していない自転車を取り除き、ラックの保守費用を削減するのが目的で始めたもの。だから、貸し自転車が黒字だからといっても、それだけで判断すべきではない」と、経緯を踏まえて説明したら、理事さんたちもわかってくれたようだ。「初めて知った」と言う理事もいて、やはり生き字引は必要だねえと思った
管理人さんから料金値上げの理由として、「自転車の買い換えの頻度を上げ、新しい自転車を多く投入することで、パンク等の修理も減るし、居住者も気持ちよく乗れる。このためには費用が増加するので、値上げ分を原資としたい」という話がでて、これくらいしかないかなという空気。
一方、修繕委員会で自転車ラックの入れ替えをどうするのか？ という検討も議論されているので、そちらと合わせて判断する方向で今回の理事会では再び継続審議となった。
