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ミッキーのマンション管理よもやま話

湾岸地域の500戸を超えるマンションの管理組合法人理事長。16年間理事長をしていたが、膵臓癌発症して2019年に引退。復帰はないと思っていたが、諸般の事情から2023年に復活。これまで、管理組合のガバナンス構築・制度設計・規約改訂・長期修繕計画・積立金適正化・大規模修繕等、一通りのことは経験してきました。RJC48評議会議員。マンション管理のコンサル引き受けます。

2017.11.12_Sun:社会化見学バスツアー


 
今日もコミュニティ行事を実施。小学生以下の子供を対象としたバス旅行、「社会科見学ツアー」である。もともとは、子ども会を育成するための手段。高齢者は敬老祝賀会があるのに、子どもたちを対象にした行事が少ないので、そのバランスを取るのに手軽だったからだ。
 
また、地元の自治体が、「コミュニティ行事に使用する」という条件でバス1台無料で使用させてくれることもあり、利用して何かできないかという経緯がある。もちろん1台では不足するので、もう1台チャーターしている。この費用は自治会負担である。 
 
当初は、醤油工場、飛行機の整備場、博物館、植物園、記念公園などの公共色の強いところが多かったが、だんだんといくところもなくなってきた。昨年は、ドラえもん博物館となって、さすがにこれは「勉強じゃなくて、物見遊山だよなあ」と判断せざるを得なくなった。
 
この社会科見学、手間がかかる。場所の決定、自治体へのバスの利用申請、チャーターバスの手配、お昼の弁当の用意、往復のバスの中で行う(暇つぶしの)ゲームの準備、参加者の募集、添乗する役員の手配等々、結構な手間である。この準備に、2ヶ月前から自治会役員が一人かかりきりで面倒見ている。
 
子どもたちには必ず保護者が同行してもらい安全に配慮している。このため、2台のバスでも子供は35人ほどしか参加できない。参加は先着順だが、「あそこの子どもとうちは仲がいいので、どうしても入れてくれ」だの、「上の子供が参加できて、下の子供が留守番だとかわいそうなので、配慮を頼む」だの、面倒なことを言ってくる住民は跡を絶たない
 
ここまで苦労して、実施する価値があるのか? 私は「やめろ!」という意見。とくに今年は、組織再編の検討もあって、実施せずに反応を見ればいいのでは? と思っていたのだが、自治会の役員になった人がイベント好きなのか、さっさと実施を決めて走りだしてしまった。「遊びに使う時間があるのなら、ちゃんと自分で自治会会則も書けよなあ〜こっちに迷惑かけるんじゃないぞ!」と皮肉の一つも言いたくなる。
 
ともあれ、実施したみたい。行き先はカップヌードル博物館。全く遊びだよなあ・・・
 
https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/yokohama/
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コメント

1. 遊びでいんじゃない

けっこうけっこう

学ぶとはそのもそも遊びです

歳とるとそれを忘れるだけです



わらわら(*^_^*)

2. 書けるわけないじゃん

行事の負担には、”人の手配”と”お金の工面”の両面があるんだけど、行事大好き系は、前のほうはなんとかしちゃう。”お金のほう”にシーリングを厳しくつけていかないと、行事の肥大化を招きやすいし肥大化したものを切りにくい。ずばり受益者負担にもっていけないと、バスを呼ぶ費用を例え自治会でも負担する理由には乏しいですね。

一方で、本質的に意味がない(バスツアーなんかは全部切れが私の持論で、主体的に自分で動いてたのしむのではない)行事でもやりたい人はやっちゃう。 そういう人は、”行事万歳”系の人生観でやっているわけですが、規約を書けるわけはありません。そういう面倒だけど楽しくないことはやりたくない人が”自治会”とか”町内会”にいくわけですから管理組合とは本来的に水と油です。

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