マンションの横にある商業施設の駐車場で、「Photogenic Sweets Festival」という催し物が開催された。木曜日から開催されていたが、土曜日になってようやく行くことができた。
スタートは11時、直後だったから、まだあまり人出が多くはなく、ロの字型に配置されたスイーツ有名店の屋台の前は、まだ混んではいない。それでも、人気のある店とそうでない店の行列の長さはすでに差がつき始めていて、
昼時を過ぎると「勝ち組」と「負け組」ははっきりとするのだろう。
屋台はピンクの外見で統一されていて、いかにも女の子向けを狙ったというのがありありとしている。そこに中学生や高校生と思しき女の子たちが並び、スイーツを買い求めて、会場のあちこちに設置された写真撮影用のボードやセットの前で写真をとっている。
グループや家族で来ている人たちはお互いに撮り合ったりできる。中には自撮り棒にスマホを設置して自分たちを映している人もいる。会場には
「写真撮ります!」という腕章を巻いたスタップがいて、求められるとデジカメやスマホのシャッターを切っている。写真を撮るのが前提のイベントなのだ。
スイーツを食べに来ているので、早く食べればいいと思うが、いまどきのイベントというのはまず写真。撮り終わったら、フェイスブックやインスタグラムにアップというお約束の手順を経てようやく食べるようだ。冷たいスイーツなど溶けかかっているものが散見されるが、
食べることの優先順位は低いのだろう。
糖質制限しているミッキーとしては、どこのスイーツが有名で美味しいのかというのは全くわからない。興味もあまりないから、ほとんどのスイーツに馴染みがなくて、浦島太郎状態だな(苦笑)
会場はマンションから近いので、マンションの子どもたちも来ている。子どもたちにとっては格好の遊び場所だからだ。ミッキーはなぜか小学校高学年くらいの女の子に人気があって、
「ラジオ体操のおじちゃん」とか呼ばれている。今日も案の定、そういう女の子に見つかってしまった。
「おじちゃん、甘いもの食べるの?」とか言われるが、「いや、食べない。写真を取りに来ただけ」などとかわしておく。「じゃあ、写真撮って!」などとせがまれて、差し出されたスマホで写真を撮る羽目になる。商業施設のイベントで、孫みたいな子どもたちと遊んでいるなんて、
コミュニティ行事が盛んなマンションならではの活動の効果だろう。大事にしたいものだ。
ところで、イベントの名称に使用されている「Photogenic」とは、「写真映えする」という意味で、バズワードっぽく言えば、「インスタ映え」ということになるだろう。蓋し、スマホが活躍しているはずである。
1. マンションの横にある商業施設の駐車場
わらわら(*^_^*)