うちの自主防災組織は、当別の各階から担当者を一人出し、上下5階でブロックを構成している。いざ発災という時には、このブロックの担当者が集まって、連絡係(代表者)を決め、災害対策本部とのインタフェイスとなるわけである。
最初から連絡係を決めないのは、発災時に予め決めた連絡係が不在のこともありうるという前提である。不在で機能しなくなるのなら、
最初から在宅している人の間で決めたほうが現実的だという判断が入っている。
こういう決め事を説明するのが、交代会である。しかし、防災のためとはいえ、「なんらかの責任を負わされるのは嫌だ!」という人がいるので、「
義務を押し付けるものではない。災害時に如何に行動するかという事前の体験を積むための代表である。だから、防災訓練と(住民間の絆構築のための)祭に参加するのがメインの仕事である。事前に経験しておけばいざというときに動けるようになる。」という説明にしている。
今回、交代要員の出席率は4割くらいだった。皆さん、結構熱心に聞いていた。
防災は自分の命に直結するから、気がかりなのであろう。出席しているということは、意識しているということである。逆に欠席している人は気にしていないのだから、そういう人は
足手まといにならないようにしてくれさえすればいいな。