うちのマンションは、この6月に開催された総会の決議に従って法人化することになった。登記が必要で、その気になれば自分でもできなくはないけど、こういうのはプロに任せておいたほうが何かと都合がいい。だから管理会社を通じて、地元の司法書士を頼んだ。
その費用の見積が来たので、見てみると、「
『複雑案件』なので特別料金を頂きたい」という趣旨の項目として入っている。はあ? 管理組合の法人化登記なんて、定型的な作業だろう。どこが「複雑」なんだ? さっぱりわからない。
フロントに指示して、当該司法書士に問い合わさせたら、
「規約が複雑なので」という回答だったらしい。おいおい、法人化の時にチェックすべき箇所は決まっているだろう。確かにうちの規約は条文の並べ方も標準管理規約から変更したし、内容にしても「管理者」がなんでも行うのではなく、「理事会中心主義」にしたし、細かい来ては規約本文から細則にどんどん落としているが、そんなのはプロなんだから、読めばわかるだろうに。
想像するに「標準管理規約」とそれに準拠してちょこっとだけ法人化に必要な条文をいじっただけの経験しかないんだろうなあ。困ったものだ。
国交省が変な標準管理規約を作るから現場が混乱する。それに、標準管理規約は「ひな形」であって、それを採用する義務はないことももっと広報すべきであろう。究極的には、管理組合代表も入れて、標準管理規約は改訂すべきであろうと思う。