「受益者負担にすべきだ」という正論もあったものの、結局その財源は、マンションの親睦団体である「クラブ」から出すことにした。設立年度は予算措置できていなかったので予備費から回し、翌年度からはちゃんと予算措置をとった。「クラブ」の予算は総会議決事項なので、総会で決議を貰えれば、堂々と支出できる。これで、恒常的に黒字になっている「クラブ」会計から、ある程度のお金を一般会計に振り、さらに一般会計の黒字を通じて、最終的には修繕積み立て金会計に回すという構造になったわけである。
これには後日談があって、キッズルーム使用料負担は「クラブ」会計から、「自治会」会計に移した。キッズルームの運営は、住民の親睦をはかるという面もあるけど、近隣住民として次世代を育てるという面もあるので、「自治会」が面倒見るのがふさわしいだろうというのが、その根拠なのだが、この点は、余り説得性のある議論ではない。
実は自治会会計の黒字が大きくなりすぎたので、余裕のあるほうに振ったというのが本音かもしれない。うちのように日頃の活動に使える財源が管理費、クラブ費、自治会費と3つあると、その間で調整が効いて便利。理事会と自治会が一体運営だし、クラブは管理組合傘下だからねえ(笑)